• TOP
  • >
  • ギャラリー

テーマ

音楽と絵画が融合する世界。
それはチュフォレッティの芸術のコンセプトであり、この分野こそが彼のデビュー作となる。さらに音楽のように流れる動きのある媒体に刺激されていくが、表現していくものはすべて無意識がベースとなっている。
1924年に「シュルレアリスム宣言」の起草によって、シュルレアリスムを創始したアンドレ・ブルトンは「自動記述」、英語で言う「オートマティスム」の表現方法を文学に取り入れた。チュフォレッティの絵画もあらかじめ何も考えず、先入観を捨て去り、動きや音楽を聴きながらそれを絵に置き換えていく方法である。
それがチュフォレッティの芸術なのだ。
ではなぜ「無意識=オートマティスム」を絵画に取り入れたのか。その答えは明解である。
過去のヴァイオリニストとして解釈してきた音楽がそうだったからである。純粋なインスピレーションによる解釈は無意識によって培われてきた。
合理的考えを超越した自然の中にこそ真の芸術が潜んでいるのだ。こうしたキーワードをもとに、チュフォレッティの世界は二つの芸術的関心に絞られた。
成熟した精神的な無意識の動きを具現化し、たしかなる基本をベースにして作品を完成させる世界。楽譜のテンポと同時に表現される作品(それをCCと呼ぶ)とそうでない作品(CNCと呼ぶ)がある。
音楽と衝動的感情の動きによって絵画が生まれるのだ。その結果、芸術的模索は上述したこの二つの世界ができあたった。

一つのテーマ、「音楽と絵画の融合」の世界である。
二つめのテーマは、「夢の中の自然」、「憂うつ」、「無意識=オートマティスム」というものである。
 
 

音楽とビジュアルアートの融合

精神的オートマティスムを概念とする世界
この世界は、バッハの楽譜を分析し、そこに現れた主旋律と装飾音を表現したものである。その連続音が絵に置き換えられた。先入観のない概念と分析した概念の二つを取り入れた作品群である。
 
形のない音楽から精神的オートマティスム(無意識の世界)
この世界は、嘆き悲しむ比喩的衝動を具象化したもので精神的なオートマティスムである。音楽は作曲家リヒャルド・シュトラウスとフランク・ブリッジの曲から構想を得た。
 
 純粋で精神的なオートマティスム(無意識の世界)
先入観のない動きであり、純粋に音や動きが絵画となった作品である。ルチアーノ・ベーリオ(イタリア人)、クット・アッテルベリ(スウェーデン人)、ヨースタ・ニューストレム(スウェーデン人)の3人の作曲家の曲から構想を得た。絵画の中ではメトロノームのテンポが重要となり、それを具現化した作品群である。日本の墨絵や禅の哲学がこの作品にも影響した。
 
 

「夢の中の自然」、「憂うつ」、「無意識のオートマティスム

精神的オートマティスム(無意識の世界)と夢の中の世界
精神的オートマティスム(無意識の世界)と憂うつ
本能によって現れた精神的無意識から繰り広げた比喩的衝動の作品群。
この世界は音楽とは無関係で、自然を凝視し芸術家の「憂うつ」を表現した。精神的オートマティスム(無意識の世界)は自然や憂うつが主体なった。純粋な世親的オートマティスム(無意識の世界)